コンビニ跡物件とは、コンビニエンスストアとして利用するために建設し、使用していた店舗です。
基本的に広いワンフロア構造のため、フロアを広々と使いたいというテナント様にはもちろんのこと、部屋をいくつかに分割したいというニーズにも対応可能です。
コンビニは出店前に様々な調査やマーケティングを行っているので、立地のよく、道路沿いで1階で壁面がガラス構造のため、店内の様子を見せることが出来る視認性の高さも魅力のひとつです。
また、多くのコンビニには駐車場も併設されており、今、飲食・物販、介護、塾、クリニック等様々な分野で大人気の物件です。
コンビニ跡開業のメリット
適切な面積
コンビニの売り場として必要な面積はだいたい35~60坪といわれています。
弊社で開業サポートを行う中でも、先生の診療スタイルやモデルにもよりますが、30~50坪強の面積で開業されている方が多くいらしゃいます。
例えば歯科医院ですと、ユニットなどの大型器材や配管を設置するのに同じくらいの面積が必要なため、コンビニ跡地が適していると言えます。
広い駐車場
車の利用者がたくさんいる地域では、多くのコンビニが駐車スペースを広く設けています。
駅から距離のある車商圏でのクリニックの開業には、診療を待つ方の事も考えて数台分は車を停められる用意が必要になります。
もとから広い駐車場のあるコンビニ跡地はとても有利と言えます。
開放的な外観
コンビニは入口部分が、全面ガラス張りになっていることが多いので、広々として開放感のある院内の空間演出もしやすくなります。
集客力のある場所
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会の調査によると、2019年のコンビ二来店人数は174億 2,665万人であると報告されています。
(コンビニエンスストア統計時系列データより)
これだけの人を集めるのに、コンビニは出店前には大規模なマーケティングや調査を基に出店をしていています。
この集客力のある場所と施設があれば、クリニックでの集客にも有利の働くでしょう。
認知性が高い
コンビニは大きくすぐ目に入る看板があったりと、コンビニ自体が目印になる事が多く、無くなった後も近隣住民の記憶に残っているものです。
なので、「あのコンビニがあった場所」などと思い出して貰い、クリニックとして認知して貰いやすくなります。
コンビニ跡開業の注意点
跡地であるという事は、コンビニが潰れた土地であるということです。
そんなコンビニが潰れるような場所でクリニックを出して本当に集客ができるのか…と不安に思う人もいるかも知れません。
コンビニが潰れる理由は、近隣に競合他社のコンビニが出店したケースや、駐車場が手狭で近くに移転したなど、立地に欠点のある場合はほとんどありません。
しかし、近隣のクリニックの様子や周辺の変化により立地が変わってしまっている場合もあります。
安易に「コンビニ跡地だから大丈夫」といった考え方はやめましょう。