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クリニック開業

医師過剰問題から見るコロナ禍の新規クリニック開業

高まる医師過剰問題

近年、「医師過剰」が問題となっています。

厚生労働省医師需給分科会のデータによると2040年には医師の供給数が33万3000人超、需要数が29万9000人程と大幅な医師の過剰が起こると見込まれています。また、医師の過剰問題は早ければ、2028年頃から、遅くても、2033年頃には始まるとされています。

そのため、コロナ禍である且つ、医師過剰問題が始まる前の今こそ、新規クリニック開業を行うチャンスであるといえます。

引用元:医療従事者の需給に関する討論会  第35回医師需給分科会
令和2年8月1日資料1 令和2年医師需給推計の結果 

コロナ禍の今、開業するメリット

コロナ禍の今、クリニックを開業することで、看護師などの医療スタッフの確保が容易であるといったメリットが挙げられます。

現在、看護師などが、病院勤務から診療所勤務への転職を希望する人が増加傾向にあります。また、コロナの影響で一般企業の派遣や契約社員の雇用止めが増え、職を失い医療事務への転職を希望している人も増えています。

コロナの影響で開業を2,3年後と考えている競争相手が多い為、今開業をすることで、優秀な医療スタッフの確保が可能であると言えるでしょう。

コロナ禍の今、開業する際のデメリット

コロナ禍のクリニック開業の際は、余裕を持った開業スケジュールを組まなければならないといったデメリットが挙げられます。

アフターコロナの日本国内において、開業する際にコロナの感染予防対策は必要不可欠であると言えます。例えば、検温や消毒などの徹底や、オンライン診療、wed問診などの導入です。

そのため、通常の開業時の準備とプラスで医療機器や感染防止機器を導入する必要があり、それらの納期が遅延する可能性などを考えると開業には通常よりも、1.3倍程の時間がかかることが見込まれます。