五感から訴えかける内装技術
クリニックの内装でなぜ他クリニックと差別化出来るのか?
そもそも、クリニックに訪れるほとんどの患者様は「医療の質」ではなく「家から近いから」「新しく出来たから」「なんとなく」と医療技術以外のところでクリニックを選んでいます。
インターネットが普及した今、病院を選ぶ際に病院のホームページや口コミサイトを参考にするのがほとんどです。
病院の顔とも言うべきWEBページ作りが必要なのは言わずもがなですが、病院のWEBページに掲載される病院の情報や内装は患者様が必ずチェックしています。
各クリニックのWEBページを他の病院と見比べ、その中から自分にふさわしい病院を患者様は選んでいるのです。
見込み患者様を引き付ける内装
ターゲットとなる患者様は?
自分と自分のクリニックのイメージは?
待合室に患者様を待たせる時間は?
この3点をしっかりイメージし、自分のクリニックを理解する事により、内装による集客率が上がります。
ターゲット
若い女性をターゲットとするのであれば「清潔感」に加えて「デザイン」も大事になりますが、中年男性の場合は「おしゃれ」よりも「座りやすさ」「快適性」を重視しなくてなりません。
このようにターゲットとなる見込み患者様をしっかりとイメージすることにより、内装な半分は決まったようなものです。
自分自身でのイメージ
内装による視覚的な印象によって、クリニックのイメージも決まりますが、先生のイメージも内装によって大きく左右されます。
極端な例えになりますが、
薄暗く、ボロボロなクリニックだと「暗い先生がいそう」「つぶれそう」というイメージになりますし
観葉植物にや花などを飾り、明るく清潔クリニックだと「優しい先生がいそう」「流行っていそう」というイメージになります。
「こういうクリニックにしたい!」という確固たるイメージがあり、自分のキャラクターも意識して上で内装を決めるのであれば、内装によるイメージ戦略はアナタのクリニックに対し、大きくプラスに働きます。
待ち時間への配慮
クリニックのキャパシティはどれくらいで、患者様をどれくらい待たせることになるのか?
患者様一人ひとりとしっかり向き合うのであれば、自ずと待合室で過ごす時間は、どうしても長くなってしまいます。
しっかりと向き合うことは医師として大切なことでが、これでは待合室にいる患者様の不満は募る一方です。
そこで、施工方法の工夫で、待合室快適性を良くします。
居心地の良い待合室を作ってしまえば、待ち時間を短く感じさせることが出来るのです。
逆に待ち時間よりも、患者様の回転率が良い方が助かる、という場合は待合室の快適性をあえて下げたり、患者様が迷わないように病院の順路をわかりやすくするとよいでしょう。
クリニックで働くスタッフが動きやすい動線を意識した内装にすることによって、業務スピードすらアップさせることが出来ます。
差別化のために必要なヒントを参考にすることで、経営面でもクリニックのイメージ面でも、アナタが理想とするクリニックが見えてくるはずです。