子+母親
小児科は診療範囲が広くなり、新生児から小学校高学年、もしくは中学生までを対象とするため、検査方法やレイアウトなどにも注意する必要があります。
免疫力の弱い子供達は感染症にかかりやすく、院内感染を防ぐ為に『隔離待合室』は必須です。
広さに余裕があれば、隔離診察室を設けられれば理想的になります。
又、必ず親の付き添いがありますので、待合室は広めに確保し、動線のぶつからない位置にキッズコーナーを設け、受付から目の届くように配慮しましょう。
クリニック内はベビーカーのまま移動できるようにして、ベビーベッドの配置や待合ソファーの形状、外来トイレの子供用便器の設置など、小児科としての特性を考慮したレイアウトが重要です。
更に、小さな子供達にとって、恐怖心や威圧感がない明るい環境であることも重要です。
視覚から感じる安心感
子供にとって「未知=不安」です。
初めての場所、知らない人達でたくさんの場所は不安でしかありません。
そこで、内装も保育園のように明るく認識しやすいパステルカラーをおススメします。
DVDを流し、オモチャやぬいぐるみ、絵本などを置くのも良いでしょう。
先生やスタッフもいつも笑顔で対応し、「知らない場所だけど何だか楽しそうな場所」と認識し不安を取り除けるでしょう。