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お役たちコラム

【お役立ちコラム】診察予約システムを導入する必要性は?

患者様がクリニックでストレスを感じるひとつの理由に「待ち時間」があげられます。
体調が悪くて長い時間待てない患者や、時間があまりないサラリーマンの方などは、クリニックを選ぶ理由に「待ち時間が少ないかどうか」はとても重要です。
クリニックもそれに応えなければ増患・集患しにくくなるなど、クリニックの運営方法の在り方は大きな変化を迎えています。

予約制度には、「時間帯予約性」と従来の「受付順番制」の2種類あります。
双方のメリット・デメリットを見比べてみましょう。

時間帯予約制

30分または15分間隔に複数人の予約を取る時間に幅を持たせた予約制です。

医師側のメリットとしては、どの患者が来院されるか事前に把握できるので、前日までに余裕をもって準備することができます。
時間当たりの人数を設定することにより診療のペースを作ることができることにより、本来あるべき姿に整います。

一方デメリットは予約の変更やキャンセルなどの管理や急患への対応が十分にできないことがあります。

処置内容がある程度決まっている、内科、産科、そして患者と話し合う時間やプライバシーに配慮の必要な精神科や不妊外来が適しています。

患者様側のメリットは、予約時刻までに受付を済ませるだけでよくなり、待ち時間が減ります。
定期的な通院が必要なのに面倒に感じて通院を中断してしまう患者様や、重い疾患により長い間待つことが困難な患者様には約制は適しているといえます。

一方デメリットは、電話予約やインターネットなどでの予約が必要となり、高齢の患者様には困難と感じる方もいらっしゃいます。
また、時間通りに診察してもらえないと不満が出やすくなり、次の来院につながるので注意が必要です。

受付順番性

受付を済ました順番に診察に呼ばれる従来のかたちです。

医師側のメリットは患者を公平に診ることができ、予約の枠にとらわれないのでより多くの患者を診察することができます。

一方デメリットは、診療ペースが来院数の偏りに左右され、患者様が集中する時間や曜日があり、クリニックの価値を100%患者へ提供することができないこともあります。
それにより、混雑している日は受診を諦める患者も多く発生します。

急患の多く当日に来院される患者が多い小児科、皮膚科、耳鼻科、眼科などが適しています。

患者様側のメリットはどの時間に行っても診察を受けることができます。

一方デメリットは待ち時間が長い、一度来院しないと順番がとれない、などがあげられます。

診療スタイルに沿った予約方法を

待ち時間削減のためには予約システムが必須だと思われがちですが、必ずしもそうであるとは限りません。
診療科目や土地柄によっての向き不向きを考慮し、クリニックにあった予約制度を導入していきましょう。